千葉市科学フェスタ2022の出展は盛況のうちに終了することができました。この場を借りて御礼申し上げます。
私たちJVCケンウッド・デザインは、急速に変化する世界と、SDGsが目指す動きに適応、進化していく必要から、“デザイン”のあるべき姿と役割について広義に捉え直しをしています。その中で、サステナブル活動の一環として、デザインを通して子どもたちに自然や環境に興味を持ってもらえるような活動に取り組んでいます。
2022年10月8日(土)にQiball(きぼーる)内各会場で開催される「千葉市科学フェスタ2022」に出展いたします。
Maker Faire2022の出展は盛況のうちに終了することができました。この場を借りて御礼申し上げます。
展示テーマは「子供向けの自然を感じるセンスウェア」
森の音をライブ配信するサービス「Forest Notes」の音源を使ったセンスウェアプロトタイプで、森とつながる感覚を体験することができます。生き物のなき声や雨風の音を聴くことで、より身近に、楽しく森を体感してもらう体験を用意しました。季節や時間の移り変わりを感じ再発見することで、自然を大切にする感性を育むきっかけになることを願っています。
展示1.ライブの森と気持ちがつながる仮想空間「Forestverse」
奥多摩、知床の森の映像をライブ配信するメタバース。森とつながる仮想空間を通して、森にいるような感覚を楽しめます。子供でも安心して楽しむことができるように、VRヘッドセットやコントローラーを使用せず直感的に移動やコミュニケーションができるUIを採用してます。
展示2.五感を使って生き物を探す「もりサーチ」
鳴き声をヒントに、森にいる生き物たちを探す体験ができるインタラクティブなセンスウェア。
耳を澄まし生き物たちの鳴き声を聴くことで居場所を知り、鳴き声の主がどんな生き物なのか、森のどこに隠れているのかを目で見て探すという、実際のバードウォッチングに近い体験を楽しむことができます。
Maker Faire(メイカーフェア)
Maker Faireは、子どもから大人まで楽しめる世界各地で開催されているMakerムーブメントのお祭りで、新しいテクノロジーをユニークな発想で使いこなしたMaker(メイカー)が集い、オリジナル作品の展示とデモンストレーションを行うイベントです。
Maker Faire Tokyo は、2008年から前身イベントMake : Tokyo Meetingを開催し、2022年で18回目、累計16万人以上が来場しています。
千葉市科学フェスタ
千葉市科学フェスタは、「これからの私たち」の生き方や社会の在り方を考えるうえで、科学・技術を知り、身近に触れ合い、考えることが大切であるという考えから生まれた「科学の祭典」。
「科学」という切り口から「これからの私たち」について考える機会を増やしたいという思いが込められています。
※ 事前申し込み制のため、入場にはご予約が必要になります。
JVCケンウッド・デザインは、過去3回“MakerFaire”に参加をしており、昨年はオンライン開催のみだったものが、今年は会場での開催が可能となったため、再び出展をすることになりました。
また、今年はより多くの方に体験を通してJVCケンウッド・デザインを知っていただくため、新たな試みとして、“千葉市科学フェスタ”にも初出展いたしました。
展示の軸として、当社が運営する「Forest Notes」のサービスを通して、自然の豊さを体験できる展示を検討し、森を身近に体感してもらえるような2種類のプロトタイプを制作。心と五感を通じて自然の面白さを再発見してもらえるような展示を目指しました。
イベント当日には、五感を使ったり体を動かしながら、森とつながるような感覚を大勢の方に体験していただくことができました。ご来場いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
フィールドワークの体験をもとに表現したプロトタイプ
大自然の森の様子を五感で体感できるように考えたプロトタイプは、山梨県の最西端にある日本一人口の少ない町「早川町」にある南アルプス邑野鳥公園でのフィールドワークをもとに制作しました。町の面積の約97%を森林が占める「早川町」の生態系は野生生物や鳥類にとっての宝庫でもあり、ヤマセミ、イヌワシ、ライチョウ、オオルリ、キビタキなど年間100種類以上もの鳥類を観察することができます。
私たちが実際に行ったフィールドワークでは、生態調査に基づいた専門家のサポートを得ながら観測を行い、24時間を通して自然の中で聞こえる音や見える景色の変化、生き物の習性の必然性やその意味を学ぶことができました。また、普段の生活よりも五感を存分に活用し森の魅力を体験することができました。
この貴重な体験を活かして、自然の大切さや魅力をどのように伝えられるかメンバーで様々なアイディアを出し合い、「知識を得ることから生まれる興味関心」や「好きから始めるサステナブル」をテーマに今回のプロトタイプを制作しました。