Expression Research
ゲームエンジンによる
CG動画のVR化研究
ヘルスケアシステムの機能解説CG動画の、VR化による、表現力・伝達力の探求
Blu-ray技術を応用した、エクソソーム数の高精度計測システムExoCounter(エクソカウンター)の原理を解説したフルCG動画を、ゲームエンジンによりVR空間表現に進化させ、これによる表現力と伝達力の強化の研究に取り組んでいます
Process
オリジナルCGデータの世界観のVR変換を中心に、開発と検証に半年。
- ゲームエンジン用にオリジナルCGデータを変換
- 絵コンテ作成
- ゲームエンジンによるVR空間構築
- デモンストレーション
ゲームエンジン用にオリジナルCGデータを変換
ゲームエンジンを使ってVR化するために、既存のCGデータを精査し、データ変換をを行います。データ変換の際には、データ量の調整が必要になりますが、元の美しい表現を崩すことなくデータ変換ができるよう、何度も調整を重ねます。
絵コンテ作成
元のCG動画と基本のストーリーは変えず、全方向を見ても楽しめるような360度視点の絵コンテをコミュニケーションデザイナーが作成。
見る人に能動的に動いてもらうようなシーンを取り入れることで、見るだけではなく、体験価値が感じられるコンテンツを目指します。
ゲームエンジンによるVR空間構築
弊社のCGデザイナーが制作する、CG動画の特徴である、光の表現を忠実に再現することに注力。 ゲームエンジンを使って、CGのクオリティーをそのまま表現できるよう検証を繰り返しながら、VR空間の構築を行います。
デモンストレーション
社内イベントでデモンストレーションを実施しました。
また、外部の医療機器系展示会に「エクソカウンター」を出展した際、VRコンテンツをヘッドマウントディスプレイに入れて展示を行いました。
肉眼で見ることのできない検査時の様子をVRで体験していただくことで、より理解をしてもらえる説明になりました。
Designer comment
本件は弊社のVRコンテンツの先駆けとなる試みとなりました。ゲームエンジンの可能性を検証すると共に、VRの知見を得ることができ、また、CGをVR化することによって得られる体験価値の向上効果を、UXデザイナーも実感することができました。
また、社内の技術部で研究を重ねていた「立体音響」も取り入れたことは、VRの表現力と伝達力の強化にも繋がり、VRは楽しむ体験を創るだけではなく、「伝わらない」という問題を解決する手段にもなると考えました。