私たちが運営する、森の音をリアルタイムに届けるサービス「Forest Notes」は、さまざまな地域との連携で 運営しています。
ここでは、適切な森林管理を行いFSC®世界森林認証の村として知られる宮崎県諸塚村との活動を例として、 その地域共創の一端をご紹介いたします。

最先端の森づくりを進める 宮崎県 諸塚村もろつかそん

令和元年に村制130 年を迎えた諸塚村は、九州山地の内陸部に位置しシイタケやお茶の産地で知られる 人口約1500 人( 令和2 年1 月1 日時点)、森林率95%ののどかな村です。
諸塚村に住む人々は、土壌や地形にあった樹種を選んで植えるなど工夫を凝らしたり、日本一の密度を誇る林道を 村中に整備するなど、豊かな地域資源を大切に育みながら、森林や動植物との共生を持続させています。
1907 年から林業立村を掲げ、先人が長い歴史の中で築いてきた活動が、村全体での世界森林認証(FSC®認証) の取得や世界農業遺産の認定へと繋がった今、諸塚村はさらに100 年先の未来に向け、新たな地域づくりへと 歩みはじめています。

林業立村を掲げる諸塚村の美しい風景

皆伐後の植林と整備された林道

村制130 年を節目に作成された諸塚村のシンボルマーク
諸塚村は、自然と共生する暮らしをし、人々が助け合うことで成り立っている村です。「自然とつながる」、「人々がしぜんとつながる」、自然を大切 に守り続けることで、自然の恵みが未来にもつながります。諸塚村に欠かすことのできない、自然や人々の「つながり」の形は、草木に“きらきら” と付着した「水滴」と似ています。水が地球を循環するように、諸塚村の生産は循環型を実践し、大地と植物が水でつながるように、お互いが必要 不可欠な存在として、諸塚村の人々はつながっています。
(諸塚村ウェブサイトより抜粋) 

宮崎県諸塚村とJVCケンウッド・デザインが地域連携に関する包括連携協定を締結

(左)諸塚村 西川村長、(右)JVCケンウッド・デザイン 中村社長

令和元年11月17日、諸塚村の村制施行130年を祝う式典が 開かれ、県内外からも沢山の参加者で賑わいました。
諸塚村とJVCケンウッド・デザインは、2011年から続くForest Notesライブ配信に関する連携活動をより一層進めるため、式典の中で「地域共創・地方創生活動に関する連携協定書」を締結しました。今後も協働で森のライブ音などを用いて地域の体験観光や物産の販売、林業での活用につながる方法を探っていく予定です。地域の魅力や豊富な森林資源と連動した、未来につながる様々なパートナーシップ活動に取り組んでまいります。

諸塚村とJVCケンウッド・デザインとの地域共創の取り組み

諸塚村役場の方々との意見交換会

諸塚村の林業や物産、観光など様々な取り組みについて詳しくお話を伺いつつ、森のライブ音による地域共創プロジェクトの企画やアイディアの意見交換を行っています。観光協会の主催するエコツアー、特産品のシイタケの販売、地域の木材で供給される産直住宅の取り組みなど、村の魅力を引立てるためのヒントを探ります。
設置しているマイク設備の保守やライブ配信に使用するネットワークの扱いも重要な確認要素です。村役場、観光協会、ITや電気設備会社などたくさんの関係者との協力によりサービスを持続させています。

マイクの設置場所を探しに諸塚村の森の中を歩くForest Notesチーム

集音するマイクの設置場所についてはいくつかの候補を検討し、実際の音環境を調査収録するなど様々な条件による可能性を探ります。また、周囲の生態系など自然環境も大切ですが、林業の村ならではの「森の手入れの音」(草刈りやチェーンソーなど)も地域の様子を捉える重要な音環境と捉えて候補地を選んでいます。 台風の大雨や降雪など、天候や季節の変化でもなるべく音や通信に問題が無いように全天候に対応させたマイクを開発し、設置しています。

諸塚村の美しい森の風景の撮影

諸塚村の先人が守ってきた森林は、樹木自体はもちろんのこと、周囲の風景や環境音、香りまで含めて大切な資源と 捉えています。それらを五感で感じながら、都会では得られない体験を写真や音声に記録しています。
おとずれた季節ならではの植物や花、生き物たちと遭遇することも何よりの楽しみです。

ライブ配信でよく声を聴くことが出来るアオバト(オ〜アオ〜♪)、
緑の体で濃い森の中にいるのでめったに見ることができません。

夕焼け〜夜の森と星空を収録中。
周囲に大きな都市がないので漆黒の闇中に天の川を見ることができます。

諸塚村の自然風景を収めたフォトブックの製作

諸塚村をはじめとして各地で撮影した写真からフォトブックを 製作しています。
観光PRなど、諸塚村の魅力を発見するきっかけにもなるように 様々な場面で活用していく予定です。

諸塚村小学生の国内研修旅行に協力

国産材家具メーカー ㈱ワイス・ワイス東京表参道本社にて

諸塚村に住む小学生の子供たちが年に一度、東京に研修旅行に やってきます。
表参道の国産材家具メーカー、株式会社ワイス・ワイスさんでは 諸塚村の木で家具作りを行っていて、子供たちはトレーサビリティーの 概念や、家具作りでも顔の見える人と人との繋がりがとても大切、 というエピソードを学びます。
私たちもこの交流イベントに参加し、諸塚村の森の音が都会に住む 人々のリラックスに役立っていることを知ってもらいます。

ワイス・ワイス制作の家具とForest Notesスピーカー(販売終了)、 関係者で記念撮影(2018年8月 諸塚村祭り in Tokyo 2018 )

諸塚村の公式ファン倶楽部

諸塚かてゃーり隊

諸塚村の公式ファンクラブが発足しました!東京、谷中のさんさき坂カフェで行われた発足式には諸塚村から西川村長も見えられ、東京の若者とも交流を深めていらっしゃいました。JVCケンウッド・デザインでもファンクラブに参加し、この場で広がる様々な企画にも参画していきたいと考えています。

諸塚村の企画を担当する一般社団法人ハチハチの森さん 熱気のこもったプレゼンになりました。