
音響・映像・通信システム構築の姿勢をWebサイトで表現
JVCケンウッド・グループである、JVCケンウッド・公共産業システムのWebサイトにて公開している「つながる社会 ひろがる安心」は、同社とJVCケンウッド・デザインが協業しながら取り組んでいる、音響・映像・通信技術を活用したシステム実装の事業について紹介しているスペシャルサイトです。本サイトは、BtoB領域で展開している同事業の内容を、クライアントやユーザーに対してわかりやすく紹介し、私たちがどのような考え方・姿勢で提案をおこなっているかを広く発信するためのサイトとして制作しています。
JVCケンウッド・デザインは、本サイトのコンセプト立案、Webディレクション、Webデザイン、グラフィックデザイン、イラストレーション、コピーライティングを担当しました。
BtoB領域の事業を社会に発信
JVCケンウッド・公共産業システムとJVCケンウッド・デザインは、行政や自治体が運営する公共施設や商業施設、オフィスなどに使用される、音響・映像・通信システムの提案、構築、実装を手がける事業を約60年にわたって展開してきました。JVCケンウッド・公共産業システムの営業活動により、これまで提供先の拡大やクライアントへの事業紹介をおこなってきていましたが、私たちがどのような姿勢や考え方で事業に取り組んでいるのか、広く社会に向けて発信する機会がないことに課題を感じていました。
そこで、私たちが常にクライアントとのコミュニケーションやシステム構築におけるデザインの際に心がけていることをWebサイトとして表現し、クライアントやユーザー、さらには社会に向けて発信することを、JVCケンウッド・デザインのデザイナーがJVCケンウッド・公共産業システムに提案。制作にあたっては、両社の思いを反映したビジュアル制作とコピーライティングを実施し、今後の事業活動の際の指針にもなるWebサイトとして仕上げました。

防災・減災につながる「いつもともしも」の提案
「つながる社会、ひろがる安心」とは、音響・映像・通信システムを介して人と人とが「つながり」、日常の場面はもちろん、有事における非日常の場面においても「安心」できる仕組みをつくりたいという、私たちの思いを示すことばです。「つながる」仕組みによって生まれるクライアントやユーザーの「安心」が、ひいては社会全体に「ひろがる」ことを目指す姿勢を、スペシャルサイトのタイトルで表現しています。
また、本サイトでは「いつもともしも」「ユニバーサルデザイン」の2つのキーワードを通じて、私たちが事業にかける思いを表現しています。「いつもともしも」では、音響・映像・通信システムの実装にあたり、日常的な使用はもちろん、災害発生時の非日常での使用を想定した提案をおこなう、私たちの基本姿勢を表現しています。普段から使い慣れているからこそ、有事の際に迷うことなく使用できるシステムを提案することで、防災・減災につながる仕組みの実装をサポートしています。
「ユニバーサル・デザイン」をグラフィックでも実践
言語や地域、世代の違いを問わず、すべての人にとって使いやすいデザインを意味する「ユニバーサル・デザイン」は、本サイトにおいて紹介しているJVCケンウッド・公共産業システムとの事業に限らず、JVCケンウッド・デザインのすべての活動において実践している考え方です。音響・映像・通信システム構築の事業においては、多様な人がシステムの操作画面に触れることを想定し、GUIやカラーリングにおいて、ユニバーサルデザインの考え方を取り入れています。本サイトの制作に際しても、グラフィックとイラストレーションにおいて色弱の方に配慮したカラーリングを採用しています。

Team
- Kotomi Mochizuki
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- Project Leader
- Yui Ando
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- Graphic Design
- Illustration
- Sayuri Iwasawa
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- Web Design
- Tomohide Inomata
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- Web Design